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名入れ原稿作成の基本&ポイント

名入れ原稿作成の基本とポイント

 カレンダー業界では社名などの原稿のことを「名入れ」と言い、カレンダーによって印刷方法などが大きく異なります。
今回は壁掛けカレンダー・卓上カレンダー・手帳とダイアリーの名入れ原稿作成ポイントを簡単にご紹介していきますので、印刷内容や入稿データを作る際の参考にご覧ください。


目次


1.名入れ原稿を作る前に

 カレンダー業界では社名などの原稿のことを「名入れ」と言い、カレンダーによって印刷箇所・方法・色などが異なります。
原稿の寸法は、各商品の名入れ詳細に記載されている「名入れ印刷寸法」に併せて作成します。
名入れスペースや、印刷方法・選べる色なども商品によって異なりますので、各商品ページの「名入れ詳細」などをご確認ください。完全データ入稿用のテンプレートデータも商品ページからダウンロードが可能です。

赤枠線内に名入れについての詳細が記載されています

2.壁掛けカレンダーの場合

壁掛けカレンダーの名入れ印刷スペース
壁掛けカレンダーの名入れ印刷スペースと印刷寸法

 壁掛けカレンダーは、その名のとおり壁に飾るタイプのカレンダーです。様々なサイズの商品がありますが、基本的には離れた位置から見るため、小さい文字での印刷はあまりオススメいたしません。また文字量についてもあまり多いと読みづらくなることがありますので、アピールしたいポイントを意識し作成してみてください。

ポイント1:原稿全体のサイズ

 壁掛けカレンダーの場合、本文の下部へ会社情報などの印刷していきます。名入れスペースに対し、おおよそ60%位のバランスで作成するのがオススメです。
また、文字サイズについては、カレンダーのサイズや書体によって多少ことなりますが、当店では10pt以上での作成を推奨しております。

原稿全体のサイズについて
ポイント2:文字同士の比率

 目立たせたい内容を意識し、その内容によって文字の大きさを変えることで、より効果的な販促にも繋がります。当店では専門スタッフが名入れ原稿を作成することも可能ですので、例えば「社名を覚えてもらいたいので大きくしたい!」「メールアドレスを他の連絡先より目立たせたい」など、ご注文の際にはお気軽にご相談ください。

ポイント3:書体について

 当店ではゴシック体や明朝体、楷書体・隷書体など、いくつかご用意がございます。
会社のイメージや雰囲気にあわせてご注文の際にお選びください。迷った際にはカレンダーのデザインにあわせた書体を選ぶと、仕上がった際に全体のまとまりがよくなります。

書体のみ変更したイメージ
ポイント4:色ベタの範囲について

 カレンダーの紙質によっても左右されますが、印刷可能範囲内すべてに色がついたような、色ベタの面積が大きい原稿は、通常の印刷機ではインクがにじみやすいため、図のような枠線で囲むデザインへ変更しての作成がオススメです。

 壁掛けカレンダーは印刷色などによって印刷方法や費用が異なります。印刷色ごとの名入れ印刷方法についての詳しいご説明などは、下記リンクからご確認ください。

壁掛けカレンダーの名入れ印刷方法や印刷色について詳しくはコチラ

3.卓上カレンダーの場合

卓上カレンダーの名入れ印刷スペースと印刷寸法
卓上カレンダーの名入れ印刷スペースと印刷寸法

 卓上カレンダーは、名入れを印刷できる範囲が限られており、商品の寸法も机に置けるコンパクトなサイズのため、名入れ原稿についても、壁掛けカレンダーよりもアピールしたい内容をより意識することが大切です。

ポイント1:原稿全体のサイズ

 卓上カレンダーは主に台紙部分へ名入れを印刷していきます。全体のサイズを名入れ印刷寸法の60~70%程度で作成すると、バランスよくまとまり、3行以内で作成すると、見やすくスッキリとした印象に仕上がります。内容が多くなってしまった場合は、内容を左右に配置することで、見た目のバランスが取りやすくなります。

ポイント2:文字のサイズと太さ

 卓上カレンダーは主に「箔押し印刷」という方法を用いて社名などを印刷していきます。
この印刷方法の特性上、実際の仕上がりはデータよりもやや太く見えやすく、細かい部分は潰れ気味になる可能性があるため、7pt以上の「light」などの細い書体で作成することを推奨しております。

ポイント3:抜きの表現について

 「箔押し印刷」の場合、金や銀などの箔を使用し、カレンダーの台座部分へ高温と圧力を加えて印刷していきます。
そのため、図のような抜きの表現は、文字部分などが非常に潰れやすいため、枠線で囲むようなデザインでの作成がオススメです。

抜きの表現ではなく、枠線で囲むデザインがオススメです
ポイント4:印刷色について

 印刷色について、金箔・銀箔の場合は台紙の色によって、見やすさへの影響はさほどありません。
台紙が白色の商品については黒箔での印刷も可能です。なお黒箔の場合は、インクの特性上金・銀に比べて細かい部分がより潰れやすく繊細なため、あらかじめご了承をお願い致します。

 一部の「カラー名入れ対応商品」などは、ロゴのカラー印刷はもちろん、QRコードの印刷も可能です。名入れ印刷方法についての詳しいご説明などは、下記リンクからご確認ください。

卓上カレンダーの名入れ印刷方法や印刷色について詳しくはコチラ

4.手帳・ダイアリーの場合

ダイアリーの名入れ印刷スペース
手帳・ダイアリーの名入れ印刷スペースと印刷寸法

 手帳やダイアリーは、卓上カレンダーと同様に名入れを印刷できる範囲が限られており、商品の寸法も比較的コンパクトなため、名入れ原稿作成時には内容についてより意識することが大切です。

ポイント1:原稿全体と文字のサイズ

 原稿の印刷寸法は卓上カレンダーよりも縦幅が広く横幅が狭いため、4~5行程度だとバランスよくまとまります。
また、箔押しでの印刷になるため、当店では7pt以上の「light」などの細い書体で作成することを推奨しております。

ポイント2:印刷位置について

 手帳やダイアリーは主に表紙・裏表紙のカバーに対し、通常は天地左右10mm内側の商品ロゴに被らない位置への印刷となります。一般的にはカバーの下側への印刷が主流です。また、商品によっては表紙・裏表紙の内側部分(表2・表3)への印刷が可能なものもございます。日常使いを意識し、あえて目立たない位置へ印刷したいという方向きです。

箔の色については「金・銀」からお選びください。また、その他手帳・ダイアリーの細かな仕様の違いなどについては、下記リンクよりご確認くださいませ。

名入れ手帳・ダイアリーの選び方

5.その他の注意点とは?

注意点1:グラデーションや色の濃淡について

 壁掛けカレンダーの場合、印刷機の特性上、グラデーションや細かい色の濃淡などを表現することは、一般的なインクジェットプリンターやレーザープリンターなどと比べると、あまり得意ではありません。
また、卓上カレンダーなどで用いられる「箔押し印刷」の場合、グラデーションや色の濃淡は表現できませんので、ご希望の場合は「カラー名入れ対応商品」などからお選びください。

注意点2:QRコードの印刷について

 壁掛けカレンダーの場合は20×20mm以上のサイズでの作成を推奨しております。印刷方法やインクの特性上、小さいサイズほど綺麗に仕上がらない可能性があるためです。
また、卓上カレンダーなどで用いられる「箔押し印刷」の場合は実際の仕上がりの状態では読み込めない可能性が高い為、カラー名入れ対応可能商品などでのご注文をご検討ください。

カレン堂スタッフからのコメント
 入稿データを作成する際には、その他詳しい注意点などを含め入稿用のテンプレートデータ下部の記載をご確認ください。また、当店では専門スタッフが原稿の作成を承ることも可能です。ご注文の際には名入れ原稿の内容入力欄に必要箇所をご入力のうえご注文ください。修正などの対応も致しますので、お気軽にご相談くださいませ!

6.名入れ印刷方法についてのまとめ

 いかがでしたでしょうか?昨年カレン堂で現在取り扱った2023年版の商品数はおよそ1800点を超えており、各商品の名入れスペースや印刷方法について、詳しくは各商品ページをご確認くださいませ。名入れカレンダーは1年を通して継続的な効果のある販促効果を発揮するツールです。年末年始の御挨拶などに是非名入れカレンダーをご検討ください。

また名入れの印刷色については、下記リンクよりご確認くださいませ。

※本コンテンツは、名入れカレンダー専門店カレン堂(運営:シティライフ株式会社)スタッフが独自に調査しまとめた内容となります。最新版の商品・情報などと多少の差異がある場合がございますので、何卒ご了承くださいませ。
※モニターの発色具合によって実際の仕上がりと色が異なって見える場合がございます。