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2月4日 立春

今日から始まる「立春 (りっしゅん) 」は、季節の指標となる二十四節気の1番目。春を6つに分けた節気の1番目で、大寒から数えて15日目頃、太陽黄径が315度となる日です。
次の二十四節気「雨水(うすい)」までの期間も指し、毎年2月4日頃(2023年は2月4日)~2月18日頃となります。

立春は、1年かけてめぐる二十四節気の最初の節気。旧暦では、立春を1年の始まりと考え、節分や八十八夜など、季節の行事や節目は、立春を起点に定められてきました。梅の花が咲き、日がのび、徐々に暖かくなってきて、木々の芽も膨らみ、時折、春の兆しが感じられる時期になります。

立春の近くには、同じく1年の始まりである旧暦の元日もあります。
立春と旧暦の元日は、多くの年で一致しないのですが、これは、二十四節気が太陽の動き、旧暦の1日は月の動きで決められているためで、旧暦の毎月1日は、必ず新月になります。それでも何十年かに1度、立春と1月1日が同一の日となる年があり、「朔旦立春 (さくたんりっしゅん)」または「立春正月」といい、大変めでたい日とされました。

立春の習慣としては、「立春大吉※」と書いた紙札を、門口や家の鬼門に貼るおまじないがあり、また、立春から春分の間で、初めて吹く強い南向きの風を「春一番※」と呼びます。

※立春大吉
縦書きすると左右対称となる文字は、縁起が良くめでたいとされ、厄除けのおまじないになる。1年の始まりである立春に、左右対称である「立春大吉」と書いた紙札を貼ると、1年間災難に合わないと考えられた。

※春一番
立春から春分までの間に、初めて吹く東南東から西南西の風向で8m/s以上の強風のこと。気象庁では、北海道・東北と沖縄を除く地域で認定する。別名「春のあらし」。

■七十二候(しちじゅうにこう)

・初侯 東風解凍 (はるかぜこおりをとく) 2/4~2/8頃
春の風が氷をとかす/春は陰陽五行で東を司り、春風の総称として「東風」と呼ばれます。一般的には「こち」と読み、春の季語の代表的存在。暖かい春風は寒気をゆるめ、氷をとかし、木々の芽を育てます。
・次侯 黄鶯睍睆 (うぐいすなく) 2/9~2/13頃
ウグイスが鳴き始める/「睍睆」は鳴き声が良いという意味。美しい鳴き声のウグイスは、オオルリ、コマドリとともに日本三鳴鳥です。その年の一番初めに鳴くウグイスの声は「初音 (はつね)」と呼びます。有名な「ホーホケキョ」はオスの鳴き声です。別名「春告鳥」。
・末候 魚上氷 (うおこおりをいずる) 2/14~2/18頃
割れた氷から魚が見える頃/湖や川に張っていた氷が割れ、水温も少しずつ上がり、魚も水面近くへと上がってきます。そのゆらゆらと泳ぐ姿を表現した侯です。

■旬の食材

・フキノトウ(蕗の薹)
旬は2~3月。フキの花のつぼみで、天然物は雪解けの中から芽を出します。独特の香りとほろ苦さが、春の味覚として人気の高い山菜。冬眠から目覚めた熊も、最初にフキノトウを食べると言われます。鮮度が重要で、時間と共に苦みやエグミが強くなります。大きくなったものも苦みが強いため、小ぶりのほうが良いとされます。

・おから
豆腐を製造する過程で出る、大豆から豆乳を絞った「がら」。食物繊維をたっぷり含み、栄養価が高く、ダイエット食品や健康食品として人気があります。通年販売されていますが、旬は国産大豆が収穫された秋~冬の後、豆腐を作る1~2月。新物の大豆で作られた豆腐やおからは、特に風味が良いそうです。関東では「卯の花」、関西では「雪花菜 (きらず)」とも呼ばれます。


・シラウオ(白魚) 
2~4月、産卵のため川に上ってくる早春が一番の旬。名産地の島根県・宍道湖では11月中旬に解禁、3月が盛漁期。茨城県の霞ケ浦なども有名です。体長10センチ以下と小さく、新鮮なものほど美しく透き通っています。江戸時代には隅田川や江戸川でも獲れ、徳川将軍が気に入って、漁師に特権を与えて献上させていたそうです。


・ツバキ(椿) 
開花は1~5月と、品種により違う時期に咲きます。一般的には「薮椿」を指しますが、一重や八重、紅白の色など、園芸品種も多数。江戸時代から人気の「佗助(わびすけ)」もその一つ。古事記、日本書記、万葉集にも記され、日本で古来から愛されてきた花です。「椿油(つばきあぶら)」は種子から採ったもので、伊豆大島や五島列島・福江島、佐渡島が有名。

立春は季節の始まりでもあり、古くは一年の始まりでもありました。今での元日に初めて井戸で汲む水のことを「若水」と言い一年の邪気を除くとされていますが、元は立春の早朝に主水司(もいとりのつかさ)が天皇に奉った水と言われています。
まだ、春といっても寒さが一番厳しい時でもあり、ましてやコロナ禍でもあり行動は制限されますが、一年に24回ある二十四節気の度に季節の移り変わりなどを感じてみたいものです。

毎年2月1日の官報に掲載される、国立天文台暦計算室の「暦要項」に正確な二十四節気および雑節の日時が記載されます。この「暦要項」には、国民の祝日・日曜表、二十四節気および雑節、朔弦望、東京の日出入の時間、日食・月食などが掲載されています。各メーカーから出版される名入れカレンダーは、「暦要項」に基づき製作されています。

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