
カレンダーを眺めていると、「なぜ2月だけ28日しかないのだろう」と疑問に感じることはありませんか?ほかの月は30日や31日あるのに、2月だけが短いのは少し不思議に感じられます。
今回は、その理由について詳しく調べてみました。
目次
- 1.カレンダーの始まり
- 2.2月が短くなった理由
- 3.2月はもともと特別な月
- 4.閏年(うるう年)がある理由
- 5.最後に
カレンダーの始まり
カレンダーは、太陽や月の動きに合わせて作られています。太陽のまわりを地球が1周する時間は365日と約6時間です。
私たちが使っている暦は「グレゴリオ暦」と呼ばれるものですが、その原型は古代ローマ時代に作られました。当時のローマ暦では、1年は現在のような12か月ではなく、1年は10か月とされ、春の3月から始まっていました。
その理由は、冬の期間は農作業も少なく、月として数えられていなかったとされています。ですがこのまま月日が進めば、季節とのずれが大きくなってしまいます。
そこで、1年をより正確に太陽の動きに合わせるため、後から1月と2月が追加され、今の12か月の形になりました。

今のカレンダーは一度に完成したものではなく、何度も改良を重ねながら作られてきたものなのです。
2月が短くなった理由
1年は約365日あります。この日数を12か月に分ける必要がありましたが、きれいに割り切ることはできません。古代ローマでは、奇数の日数は縁起が良く、偶数はあまり好まれないという考え方がありました。
そのため、多くの月は29日や31日といった奇数の日数にしたいと考えられていました。しかし、すべての月を奇数にすると、合計の日数が合わなくなってしまいます。
どこか1か月だけが調整する必要があり、その役目を2月が担うことになり、その結果、2月は28日という最も短い月となりました。
※現在の30日の月は、後の暦改良によって配置されたもので、「奇数の日数=縁起が良い」という考え方がそのまま残っているわけではありません。
2月はもともと特別な月
2月は、古代ローマでは冬の終わりを意味する月とされていました。
農作業が本格的に始まる前の区切りの時期であり、心身を清める行事が行われていたとも伝えられています。
2月の名前のもとになった言葉には、「Februa(清める)」という意味があるとされ、この月が一年の中で特別な位置づけにあったことが分かります。
こうした文化的な背景も、2月が短い月として定着した理由のひとつと考えられています。

閏年(うるう年)がある理由
地球が太陽のまわりを1周するのにかかる時間は、365日ちょうどではありません。
正確には、365日と約6時間がかかります。このずれをそのままにしておくと、カレンダーと季節が少しずつずれてしまいます。
そこで考え出されたのが、「4年に1度、2月に1日を加える【閏年】」という仕組みです。
閏年には2月が29日となり、季節とのズレが調整されます。
この方法により、カレンダーは長い年月を通して、季節と大きくずれることなく使われ続けているのです。
最後に

いかがでしたでしょうか?
2月だけ日数が短いのは、昔の暦の考え方や、1年の日数を正しく保つための工夫が重なった結果です。偶然決まったものではなく、長い時間をかけて受け継がれてきました。
私たちは日々カレンダーに関わる仕事をしていますが、こうした背景を知ると、2月という月がとても意味のある存在に感じられます。決まりには、一つひとつ理由があることを実感します。
普段は何気なく見ているカレンダーですが、その中には昔の人の知恵と、今も続く工夫が詰まっています。
※本コンテンツは、名入れカレンダー専門店カレン堂(運営:シティライフ株式会社)スタッフが独自に調査しまとめた内容となります。最新の情報などと多少の差異がある場合がございますので、何卒ご了承くださいませ。
