
目次
- 1.元旦と元日の違いとは
- 2.元旦と初日の出
- 3.松の内について
- 4.カレン堂オススメカレンダー ベスト3
- 5.まとめ
元旦と元日の違いとは

「元日」は1月1日の丸一日を指し、「元旦」は1月1日の日の出から正午までの午前中を指します。年賀状では1月1日の朝に配達されることが多いため「元旦」と書かれています。カレンダーには「元日」と書かれ、国民の祝日として制定されています。みなさんはこの違いに気付いていましたか?意識していないと意外に気付かないかも!今年は挨拶などで意識して使い分けてみてはいかがでしょうか。
元旦と初日の出

元旦の「旦」の字は、太陽が地平線上に昇る様子を表現している象形文字です。とてもシンプルでイメージしやすい漢字ですよね。日本人は古来より初日の出を重要視してきました。その歴史はなんと平安時代初期、宇多天皇の時代まで遡るとされています。四方拝(しほうはい)は、毎年1月1日の朝5時30分頃に宮中で行われる重要な儀式です。この儀式では、天皇が天地四方の神々を拝し、年災消滅と五穀豊穣を祈ります。初日の出を拝み一年の幸せを願うことは日本人のDNAに刻まれていたのですね。
世界の初日の出
実は初日の出を拝む文化は世界的にはあまり一般的ではありません。どちらかと言うと、年を越した瞬間の0時丁度をお祝いする国のほうが多いのです。日本のように初日の出をの文化がある数少ない国をご紹介します。
ハエドジ(Haedoji):韓国でも旧正月(ソルラル)に初日の出を観賞する習慣があります。多くの人々が名所に集まり、幸せや健康を祈ります。初日の出を観賞した後には、トック(韓国雑煮)などの伝統的な料理を家族で囲むことが多いようです。
ツサガン・サル(Цагаан сар):モンゴルの新年であるツサガン・サルでは、山の頂上で初日の出を拝む習慣があります。これは「白い月」という意味で、純粋さや新しい始まりを象徴しています。ツサガン・サルに向けて、1ヶ月前から食材の調達や大掃除を行い、ボーズ(蒸し餃子)を数千個単位で準備します。年末に向けて慌ただしく準備する様子がどことなく日本に似ていますね。
シフリクパク シキニクヌイジュク(ᓯᕗᓪᓕᖅᐹᖅ ᓯᕿᓂᖅᓄᐃᔪᖅ):イヌイットやユピクを含む北極圏の先住民族は儀式を行いながら初日の出を拝みます。3つのランプを消して、過去の一年を振り返り、古いものを手放す。そしてランプを再点火し、新しい年への希望や再生を願う。この儀式は、太陽の再生を祝うものであり、自然との調和を重視する民族性を表しています。厳しい冬を乗り越えた後、太陽が再び昇ることは生命の復活や希望を意味する重要な事象とされているそうです。
松の内について

松の内の期間
松の内(まつのうち)とは、正月飾りを飾っておく期間を指し、一般的には年神様が家に宿るとされる時期です。この期間中は門松や鏡餅などの正月飾りを飾り、神様を迎える準備をします。松の内は元々、日本全国で1月15日までとされていました。しかし、江戸時代に徳川幕府が発令した通達により、関東では松の内を短縮することになりました。これがきっかけとなり、現在では関東と関西で松の内や鏡開きの日付に違いが生じています。地域で違うとは驚きですね。
関東地方・東北地方・九州地方
- 松の内:1月1日から1月7日まで
- 鏡開き:1月11日
関西地方・四国地方
- 松の内:1月1日から1月15日まで
- 鏡開き:1月15日または1月20日
松の内の過ごし方
松の内は日本のお正月文化において重要な意味を持つ期間であり、この時期には歳神様をもてなし、無病息災を祈るための特別な期間です。新年の挨拶や鏡開きなど、地域によって異なる習慣も存在します。これらの伝統を大切に心穏やかに過ごすことで、新しい年への期待感と感謝の気持ちを深めることができるでしょう。

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まとめ
いかがでしたでしょうか?元旦と元日の違い、覚えていただけましたか?お正月は全国各地でユニークな風習や行事が行われる楽しい期間ですね。みなさんにとってまた新年が、新しいカレンダーをめくるように、清々しい気持ちで迎えられますようお祈り申し上げます。

※本コンテンツは、名入れカレンダー専門店カレン堂(運営:シティライフ株式会社)スタッフが独自に調査しまとめた内容となります。最新版の商品・情報などと多少の差異がある場合がございますので、何卒ご了承くださいませ。また、モニターの発色具合によって実際の商品と色が異なって見える場合がございます。







